涙の持つ生理的作用について
- 友理香 植野

- 5月27日
- 読了時間: 2分
更新日:7月13日

私たちが発するエネルギーって、物質化していないので、形で観る事はできませんから、感じやすい方・感じにくい方つまり効きやすい方・効きにくい方がおられますが、体質の違いであったり、ヒーリングを受け慣れているか・否かの違いに過ぎません。
好転反応:調整反応とも言い、最初に現れるカラダの反応で、例えば次のような反応が現れることもあります。 眠気・だるさ・微熱・身体のかゆみ・身体の悪い箇所が痛む、お腹がゆるくなる・涙が止まらない・一時的に感情の起伏が激しくなる等。
ここで涙に関する研究のお話を。 アメリカのウィリアム・H・フレイ博士は、1985年に涙の研究で注目されたのですが、博士の研究によると涙の種類は3つあるそうです。 (1)基礎分泌による涙(2)刺激による涙(3)感情による涙です。
また基礎分泌による涙や刺激による涙と、感情による涙の成分には違いがあることを発表したのだとか。 博士は、タマネギを切ったときに出た涙と、映画に感動して出た涙を分析して、成分の違いを比較して、感情による涙から特定の物質を発見したそう。
それはACTH(副腎皮質刺激ホルモン)が検出されたということ。 このACTHはストレス反応として分泌されたホルモンで、泣くことで体の外へ涙と一緒にストレスが出て行っているということになるのだとか。 これを検証するため、別の研究がされました。
それが東京女子医科大学で、涙を流す前と後での血液中のストレスホルモンの測定する実験を行い、「 涙を流した後では、ACTHが減少していた 」 ということが分かったそう。 つまり感情の涙を流すと、ストレスが去って、スッキリするという数値が出た!
時に自分のセッションを体験して、感動の涙を流されるクライアントの方もいらっしゃるのですが、ほとんどの方が 「 なぜか涙が出て止まらなかった 」と仰います。 涙を流した後は、心も身体も軽くなって、なぜかハッピーな気持ちになります。 そこには生理的作用があり、この時の “ 涙 ” には、体内にたまった汚物を体外に排出し体内を浄化するという生理的作用があります。 このことをカタルシスと言うのですが、カタルシス - Catharsis という言葉は、どこからきているのでしょうか? ギリシャ語のKatharsis が語源で、まず【 生理的・精神的・心理療法 】の3つに分類することができるのですが、それぞれの意味は異なります。 生理的作用の場合は、薬によって嘔吐や下痢をさせて、その毒素を体外に排出する行為もあるそうですよ。






コメント